わしろぐ

薄明かりを集めて世界を変えたい

SEIKO

ドットインストール観てたはずが、いつの間にか松田聖子の動画を観てた。聖子動画、観だすと止まらないので、あの危険性は広く訴えていきたい。

80年代は本当にクレイジーで面白い。特に前半〜中盤がヤバイ。クリスマスを恋人同士で過ごす習慣が広く一般的になったのも、東京ディズニーランドの登場も80年代半ばだ。そして松田聖子が最も輝いていたのも、やはり80年代半ばまでだった。聖子は80年代神の預言を授かったシャーマンであり、ブラウン管という神棚から民衆を導いた。大きな物語に神が宿った最後の時代における最終兵器、それが松田聖子だ。それ以降のマスカルチャーはその残滓やカウンターにしか見えない。だから良くも悪くも惹きつけられてしまう。これは神話なんだ。ここから死の気配は日常からことごとく隠蔽され、生は徐々にその輪郭を失うことになる。全国総ウェーイ時代よ。今日でもしぶとく生きのこる、あらゆるテンション高めの変な常識はこの時代に起因するものに違いない。振り返って総括した文献や動画を見るととっても面白いが、自分の青春時代が80年代じゃなくて本当によかったと思う。マジ無理。服とかもなんか変だし。